2018年10月27日土曜日

東洋鋼鈑とトルコの「トスヤル・ホールディングス」との合弁企業が電炉材からブリキ鋼板を製造するという報道に接して (2017/05/11)

 東洋鋼鈑とトルコの「トスヤル・ホールディングス」との合弁企業「トスヤル・トーヨー・スチール」が,ブリキとカラー鋼板の生産に入るという記事。
 トルコの2015年の粗鋼生産は約3100万トン。EUの中でトルコを上回る粗鋼生産を行っているのはドイツだけ。トルコは世界の主要製鉄国なのである。1400万トンを輸出し,1900万トンを輸入する貿易依存度の高い鉄鋼生産国でもある(worldsteel統計)。また、粗鋼生産の65%は電炉によるという電炉大国である。トスヤルは粗鋼か鋼材かわからないが350万トンの能力を持ち,電炉からフルライン生産を行っている。トスヤル・トーヨーの生産能力も80万トンもあり,日本国内の下松事業所の60万トンを上まわる。ブリキ鋼板を電炉材から大量生産するのも挑戦的である。日本を含む多くの諸国ではブリキ鋼板は高炉材から製造されているからだ。
 政情が不安定なトルコだが,電炉技術を軸に発展する鉄鋼業は注目に値する。
Facebook2017年5月17日投稿を転載。

RYOSUKE HANAFUSA, Turkish steel industry in capacity buildup mode, Nikkei Asian Review, May 28, 2014.
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Turkish-steel-industry-in-capacity-buildup-mode?page=1
TOSYALI HOLDING
http://en.tosyaliholding.com.tr/
東洋鋼鈑
http://www.toyokohan.co.jp/ja/index.html

シェア先。「東洋鋼鈑,トルコの表面処理鋼板が今月から一貫生産」『日刊鉄鋼新聞』2017年5月17日。
http://www.japanmetaldaily.com/metal/2017/steel_news_20170517_5.html

2017/5/11 Facebook
2017/6/21 Google+

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