2018年10月27日土曜日

『産業学会研究年報』の字数制限大幅緩和について -事例研究の前進のために-(2017/06/12)

産業学会全国研究会では,『産業学会研究年報』第32号が配布されるとともに,編集について重要な新方針が報告されました。論説の字数上限が従来1万6000字でしたが,次号より2万4000字になります。これにより,厚い記述に裏打ちされた事例研究を載せやすくなります。
 個人的意見ですが,産業論の事例研究はどうしても字数を食いやすく,必要に応じて2万4000字書ける枠をもらえることが望ましいと思います。産業論は経済学を中心にすえた学問とはいえ,産業という対象を多側面から把握することが多いため,記述的な地域研究や,経済史や経営史の研究と同様に字数を食います。経営学の事例研究と比べると,多面的把握や探索的研究を旨とする研究なら同等,特定の理論的な命題との関係で事例を位置づける経営学研究よりは字数が必要,になることが多いように思います。これらの分野の雑誌の上限字数は,私の感触を裏付けているように思えます。
 今後,丁寧な事例研究が投稿されやすくなることによって,『産業学会研究年報』が存在感を高めていくことを,私は理事の一人として期待しています。
論文の字数上限の例
『赤門マネジメント・レビュー』(GBRC):上限なし
『組織科学』(組織学会):16000
『日本経営学会誌』(日本経営学会):20000
『研究 技術 計画』(研究・イノベーション学会):20000
『国際ビジネス研究』(国際ビジネス研究学会):20000
『アジア経営研究』(アジア経営学会):24000-27500
『アジア経済』(アジア経済研究所):42000
『経営史学』(経営史学会):16000-38000
『歴史と経済』(政治経済学・経済史学会):32000
『大原社会問題研究所雑誌』(法政大学大原社会問題研究所):20000

2017/6/12 Facebook
2017/6/21 Google+





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