2018年10月31日水曜日

「内田樹が語る高齢者問題」へのコメント (2018/5/8)

「内田樹が語る高齢者問題」へのコメント(内田教授の語りへのコメント1)

 内田教授は,一般的にはリベラルな発言をされる方とみなされているが,以前から何か違うのではないかと引っかかるところがあった。今回の三つの記事で,何がおかしいかようやく整理することができた。3本続けて投稿する。この投稿がコメント1で,コメント3まで続く。

1.団塊の世代の男性論。
 若い時からずっと仕事漬けで、家事も育児も介護もしたことがないという男性の場合は高齢者になった時に、ほんとうに手に負えなくなると思います。生活能力が低すぎて」(記事1)とおっしゃる。まったくその通りであって,世代が違うが1964年生まれのバブル直前世代で仕事漬けの私も自戒したい。

 しかし,こういう人は団塊世代の男性に多いと想定して話しているはずなのだが,「いや、申し訳ないけど60歳過ぎてから市民的成熟を遂げることは不可能です。」(記事1)と言い放ち,「これから日本が直面する最大の社会的難問はこの大量の「幼児的な老人たち」がそれなりに自尊感情を維持しながら、愉快な生活を送ってもらうためにどうすればいいのかということですね」(記事1)という。

 それは単なる甘えではないか。構造改革のせいでも安倍内閣の右翼的政策や反知性主義のせいでもなく,自己責任ではないか。70代になってからでも追い込まれて市民的成熟を遂げるべきである。私も追い込まれたときに,そこは自己責任と心得たいと思う。

コメント2
https://riversidehopearchive.blogspot.com/2018/10/201858_23.html

コメント3
https://riversidehopearchive.blogspot.com/2018/10/201858_29.html

記事1「内田樹が語る高齢者問題――「いい年してガキ」なぜ日本の老人は幼稚なのか?:「人口減少社会」を内田樹と考える#1」文春オンライン,2018年4月30日。
http://bunshun.jp/articles/-/7155

2018/5/8 Facebook
2018/5/10 Google+


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